こんばんは、アキレスです。
ル・コルビュジエの「建築をめざして」を読了しました。
コルビュジエと言えば建築業界では知らないものはいない、
自転車界のアームストロングのような超有名人です。
そんなコルビュジエが書いたこの本。
「住宅は住む為の機械だ。」とコルビュジエは言い切ります。機械には目的があります。飛行機は飛ぶ為ですし、船は水の上を進む為です。
では住宅の目的とはなんでしょう?コルビュジエさんによれば「調和を可視化すること」が目的とのこと。大工さえいれば「建物」は建てられるけど、それは「建築」じゃありません。自分の心をワクワクさせる数学や美学に基づく「何か」があってこそ「建築」であり、芸術なのです。
コルビュジエの作品の原点がここにあるような感じで、流石に古くささを感じざるを得ない点はいくつもありましたが、19世紀の始めの本とは思えない内容に戸惑いながら読み終えました。
学問ってのは昔の発見が今の当たり前になることを繰り返していくようなものだと思っているので、この内容が新鮮に感じるということは僕はまだ当たり前の部分にすら触れていなかったのだな、と感じてちょっと凹みました。
コルビュジエの建築の原点ここにあり、という印象でした。
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